SHINZEN(しんぜん)の「共にのつどい」の名前には「共に生き、共に考えよう」という意味がこめられています。 SHINZEN(しんぜん)では毎月、施設の先生、あるいは障害者ご本人や、お母さん、他のボランティア・グループの方々をお呼びしてお話を伺っており、その内容は、どれも感銘深いものばかりでした。 講師の方は、淡々と語りながらも、一つ一つの言葉の中には、ほとばしるような思いがあり、私たちSHINZEN(しんぜん)スタッフにも熱い情熱が伝わってくるのです。 時には、胸を切り裂かれるような悲しみ、苦しみの淵に立ちながらも、それを超えてきた道のりは聞く者の心をゆさぶりました。 どうやってその壁を越えたのだろうか。どうしたら、そんなにも変わらない心で尽くせるのだろうか... そこには、生きていく上で大切なものが珠玉のようにきらめいていました。 SHINZEN(しんぜん)ではこれから、ブログを通して「共にの集い」の内容を紹介していきます。

SHINZEN(しんぜん)盲人をヘルプする時は、目をお貸しするという一体感をもった意識が大切

SHINZEN(しんぜん)講話集1
全盲でありながら30年以上も健常の子供達にそろばんを教えてこられた公認植田中央そろばん教室長の清水さんをお迎えして、「視覚障害者とボランティア」という題でお話をうかがいました。

 しんぜん会では、視覚障害者へのボランティア活動は、今までしてこなかったのですが福島県カトリック障害者協議会の会長としても活躍している清水さんのお話しは、分かりやすくとても参考になりました。
                    
 盲人と初めて会った時には、当然ながら挨拶から始まります。その時は、会釈だけでは分かりませんから、握手をしながら、あるいは肩に手をおいて話しかけます。

 次に案内、誘導する時は、まず盲人の方に「どちらに立ちましょうか」と尋ね、誘導者が盲人の一歩前に立ちます。その時、誘導者が盲人の後ろから手を入れ腕を組むのではなく、盲人が後ろから手を組むようにします。階段の場合は、「階段です」だけでは上がるのか下がるのか分かりませんから、「階段上がります。下がります」と一言つけ加えるように。

 路上で、水たまりや溝など障害物があった時は、「溝ですからちょっと待ってください」と声をかけ、誘導者が先にまたぎ溝の大きさを体の感覚で伝えます。大切なことは常に具体的に説明し、声をかけることです。

 最近、日本の福祉事務所でも盲人専門のガイドヘルパーの育成を始めていますが、私には女性ヘルパーとの間に、笑うに笑えぬ「小指の思い出?」という失敗談がありました。

ある会合へ参加するため、ヘルパーの依頼をしたところ、来てくれた女性が「すみません。くっつかないで下さい。くっつくのは主人だけで結構です」と一声。「小指と小指を繋ぎましょう」と言われ、会場へ着くまで道を歩くにも不安で神経を使いはたし、そのうえプライドも傷つけられ、その晩は体調をくずしてしまいました。

 ヘルパーとは、盲人の目の代行であるという意識が必要です。ヘルプする時は、その方に「目を貸す」という一体感をもった意識が大切であると思います。
                    
 この日は、1年余り前に結婚された奥様を伴っていらっしゃいました。たった2度目の出会いでプロポーズされた奥様は、「こんな私でよかったら」と即答されたそうです。

清水さんのお話しの専門用語は、奥様がすぐさま板書され、その一体感ぶりはみごとでした。元カトリックのシスターだった奥様は、見えない神様の愛を見えるものとして表しているようでした。

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posted by SHINZEN at 16:24 | SHINZEN(しんぜん)-身体障害
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