SHINZEN(しんぜん)の「共にのつどい」の名前には「共に生き、共に考えよう」という意味がこめられています。 SHINZEN(しんぜん)では毎月、施設の先生、あるいは障害者ご本人や、お母さん、他のボランティア・グループの方々をお呼びしてお話を伺っており、その内容は、どれも感銘深いものばかりでした。 講師の方は、淡々と語りながらも、一つ一つの言葉の中には、ほとばしるような思いがあり、私たちSHINZEN(しんぜん)スタッフにも熱い情熱が伝わってくるのです。 時には、胸を切り裂かれるような悲しみ、苦しみの淵に立ちながらも、それを超えてきた道のりは聞く者の心をゆさぶりました。 どうやってその壁を越えたのだろうか。どうしたら、そんなにも変わらない心で尽くせるのだろうか... そこには、生きていく上で大切なものが珠玉のようにきらめいていました。 SHINZEN(しんぜん)ではこれから、ブログを通して「共にの集い」の内容を紹介していきます。

SHINZEN(しんぜん)共に汗して働き、変わらない心で愛し続けた日々パパ、ママと泣きじゃくりながら送ってくれたパプアニューギニアの人々(しんぜんいのちの輝き)

SHINZEN(しんぜん)講話集6
 私は国際救援友好協会のボランティアとして、農業指導と青年教育をしていた主人とともにパプアニューギニアで7年間を過ごしてきました。

 パプアニューギニアは、オーストラリアとフィリピンの中間に位置する島で、1975年にイギリスから独立しました。国といっても、700部族から成り、700の言語があります。国会でも通訳をつけないと相手が何を言っているのか分からないということもしばしばあり、部族間の争いが起こっています。

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首都には近代的なホテルもありますが、山岳地帯の生活は、よくテレビなどで紹介される未開の生活そのもので、お金のいらない世界です。女性は干し草のスカート一枚、男性は筒状の物を局部にあてているだけ。

50年前まで本当に人喰い人種がいた国で、血を見たら血が騒ぐというのか、普段穏やかな人もカッとすると何をするかわからないところがあります。部族争いも、100人殺されたら100人を殺し返すまで続きます。個人のモラルは低く、嘘をつくのも盗みも平気でするし、日中、町中で女性が強姦されるという事すら起ってしまいます。婚姻は力ある人は一夫多妻です。

こういうと何か救いようがないようですが、これは貧しさと、教育があまりにもされていないためで、そういう価値観の中で生きているという事なのです。

私達が最初に入った所は、首都ポートモレスビーにあるボロコ市から18km離れたイグアラ農園でした。ここは、半年間は全く雨が降らないという所でした。雨が降らない時期は、ポンプで川の水を汲み上げて畑にまきます。ポンプが盗まれてしまうので、川に設置したままにしておけずそのつどポンプを運びました。そのうちに、その労力も大変なので、盗まれないようにセメントで固定してしまいました。

その年のトウモロコシは大豊作でした。ニューギニアは潜在的には豊かな土地で、大家さんの子供が食べていたトマトの種が庭に落ち、水も肥料もやらないのに、いつの間にか大きくなっていたこともありました。

ポーナッツ、パイナップルやチンゲン菜など、少し土地を耕せば多くの収穫を得られるはずですが、それをする意欲が無いのです。豊かさへの憧れはあるけれど、その日暮らしがみについてしまっています。一夫多妻の大家族社会は、皆家族といったところがあり、職がなくなっても皆で寄り合いながら何とか生きていけるのです。

第二次世界大戦中、日本兵はニューギニア人に米の作り方を教えたそうです。ある日本の学者がニューギニアの地質は米作に適していると発表しましたが、オーストラリア政府はそれを全面的に否定しました。何故ならオーストラリアは年間5億円の米をニューギニアに輸出しているからです。相手国を思って技術を提供するということがされていないのです。

政府では、国の将来のために、教育に目を向け始め、13年前にやっと大学をつくりました。小学校には教科書もなく、多くの人が読めないし、書けないけれども、他の部族の言葉や英語など四つぐらいの言葉を巧みに話します。

私達が暮らしていた村は、ギャングがいるような所で、実際に4回も襲われましたがこうして生きて帰ってこれました。白人に長い間支配され、奴隷のように扱われていた経験がそうさせるのか、恨みをもたれたら、必ず殺されてしまうというところがあります。

そういう村で暮らすのに銃で身を守ろうとしても無理なのです。私達を理解してもらうしかありません。人の心を動かすのは、変わらない姿しかないのです。何回言っても分からなくても決して怒らず、共に汗して働く。嘘をつかれても裏切られても変わらない心で愛し続けるしかないことを知りました。

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ニューギニアの人は、一方では純粋で、真実のもの、いいものに触れるととてもいい方向に変わります。経済の援助も必要だけれども、そうした心の教育が何よりも大切ではないかと思います。

夫は13年間、私は7年間、小さな子供二人を連れてのニューギニアの生活は、神によって守られてきた日々でした。帰国する時、農場で知り合った多くの人々が飛行場の手すりにしがみついて、「パパ!ママ!」と泣きじゃくりながら送ってくれた姿は忘れられません。パプアニューギニアをはじめとして、世界は、心ある人材を必要としています。

  市川 千代子氏 国際救援友好協会 93年9月

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