SHINZEN(しんぜん)の「共にのつどい」の名前には「共に生き、共に考えよう」という意味がこめられています。 SHINZEN(しんぜん)では毎月、施設の先生、あるいは障害者ご本人や、お母さん、他のボランティア・グループの方々をお呼びしてお話を伺っており、その内容は、どれも感銘深いものばかりでした。 講師の方は、淡々と語りながらも、一つ一つの言葉の中には、ほとばしるような思いがあり、私たちSHINZEN(しんぜん)スタッフにも熱い情熱が伝わってくるのです。 時には、胸を切り裂かれるような悲しみ、苦しみの淵に立ちながらも、それを超えてきた道のりは聞く者の心をゆさぶりました。 どうやってその壁を越えたのだろうか。どうしたら、そんなにも変わらない心で尽くせるのだろうか... そこには、生きていく上で大切なものが珠玉のようにきらめいていました。 SHINZEN(しんぜん)ではこれから、ブログを通して「共にの集い」の内容を紹介していきます。

(SHINZEN しんぜん)留学生が抱えている問題は日本社会が抱えている問題

 
留学生が抱えている問題は日本社会が抱えている問題(SHINZENしんぜん いのちの輝き)

アジア学生文化協会は1957年に財団法人として設立されました。
財団法人といっても政府援助、補助金など一切無い純粋な民間団体です。文京区本駒込にアジア文化会館を寄付金でつくり留学生のための宿舎として運営しています。留学生の相談も受けています。

 留学生が増えるにしたがい相談も増え、昨年は約7千件の相談がありました。では、留学生とはどういう人をさすのかというと、日本の大学、短大、専修学校、高専に在籍している人、と法務省では定めています。留学生は1980年頃までは、ずっと5000人程度でしたが、82年頃から急に増え、現在、4万8000人位の留学生がいます。

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 急激に増えた理由の一つに中曽根元首相が首相時代に出した留学生10万人計画があります。米国に35万人、仏に10数万人、英国に5万人の留学生がいますが、そういう先進諸国に追いつこうというものです。もう一つは、アジア各国で教育熱が高まったこともあります。

 留学生の出身地域は、91・7%はアジアからで、日本人学生は留学というと欧米へ行きますが、来るのはアジアからと、やや一方通行の関係にあります。国別では、中国42%、台湾35%、韓国23%で、東アジアの学生が約80%を占めています。

 留学生という言葉の他に、就学生という言葉をよく聞かれると思いますが、これは何かというと日本の留学制度がやや特殊なために生まれたものです。

 例えば、日本人が米国に留学する場合、受け入れ大学を決めて留学許可が出てから渡米しますが、日本では来日前に留学許可が出ないので、来日してから受験するわけです。しかし、来日してすぐに受けても合格できないので、ほとんどの人がまず日本語学校で学ぶわけです。こういう人たちを就学生といい現在3万5000人います。

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 しかし一方で、日本語学校という制度は受け入れが未整備なため、様々な問題もでてきました。労働目的の人も日本語学校に入って入国するようになりました。日本では外国人の単純労働は認めないし、中国など社会主義国は短期滞在ビザは出さないので、こうした入国方法を使うわけです。留学生、就学生、労働者がごっちゃになっているのはこのためです。

 留学生に話を戻しますが、留学生が一番困るのは住居です。ある学生は不動産屋を65軒回ってやっと決まりました。もう一つは保証人の問題です。留学のため入国するには日本人の保証人が必要なのです。さらに大学を受験するにも入学をするにも保証人がいりますが、他国で保証人を見つけるのは大変です。

 こうした保証人を引き受けようというボランティア団体が「ABK(アジア文化協会)友の会」です。現在この会で70人が保証人になってくれています。

 最後に留学生にとったアンケートを紹介します。「学校で親しい日本人学生は何人いますか」という問いに、35%は一人もいないと答えています。「日本人の友人が欲しいですか」という問いには90%が欲しいとなっています。

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 「何故出来にくいか」というと、「話題が違いすぎて話が合わない」が50%で、以下「日本人は留学生に関心がない」「留学生は日本語ができないから日本人は負担に感じる」「留学生はアルバイトに忙しくて時間がない」の順になっていました。

 アジアの留学生たちは、よく、「日本人はアジアのことを知らなさすぎる」と言います。植民地時代のことも、あまりにも知らないのでショックを受けるようです。

 留学生が抱えている問題は、日本社会が抱えている問題でもあります。いろいろな国の人が一緒に暮らせる社会を外国人と一緒に考えていかなければならないと、仕事を通して思います。

  栖原 暁 アジア学生文化協会 留学生相談室室長 93年4月

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