SHINZEN(しんぜん)の「共にのつどい」の名前には「共に生き、共に考えよう」という意味がこめられています。 SHINZEN(しんぜん)では毎月、施設の先生、あるいは障害者ご本人や、お母さん、他のボランティア・グループの方々をお呼びしてお話を伺っており、その内容は、どれも感銘深いものばかりでした。 講師の方は、淡々と語りながらも、一つ一つの言葉の中には、ほとばしるような思いがあり、私たちSHINZEN(しんぜん)スタッフにも熱い情熱が伝わってくるのです。 時には、胸を切り裂かれるような悲しみ、苦しみの淵に立ちながらも、それを超えてきた道のりは聞く者の心をゆさぶりました。 どうやってその壁を越えたのだろうか。どうしたら、そんなにも変わらない心で尽くせるのだろうか... そこには、生きていく上で大切なものが珠玉のようにきらめいていました。 SHINZEN(しんぜん)ではこれから、ブログを通して「共にの集い」の内容を紹介していきます。

(SHINZENしんぜん)障害も一つの個性だと思って生きてきました

障害も一つの個性だと思って生きてきました(SHINZENしんぜんいのちの輝き)

森田 薫  和紙工房 93年4月

 森田さんは、2才の時にポリオになり左足が不自由になりました。
病院で医療事務課長として人望の厚かった森田さんが病院を辞め、和紙で作るアクセサリーの製作・卸の工房を始めたのは、やはり足に障害をもつ夫人の千晶さんの2次障害が重くなってきたためでした。

 私は、山梨の田舎で普通の小学校、中学校、高校に松葉杖をつきながら通い、皆と一緒に大きくなりました。20才の頃、障害者の間で神様のように思われている浦和整形外科の院長の存在を知り、手術で1年間入院し、こうして義足も松葉杖もなく歩けるようになったのです。

 そこで私は、現在の妻と巡り会ったのです。8つ年下の彼女は当時、光明養護学校に通う17才の学生で結婚など思いもよらなかったのですが運命とは不思議なものです。2年後、結婚の話しがもちあがりました。

SHINZEN(しんぜん)の公式ページは下記にあります

 妻は、両足を切断して義足でしたが、そうとは思えないほどきれいに歩いていました。しかし、母や兄弟達は、「薫が苦労をする」と言って猛反対をしたのです。 障害者やその家族は、健常者との結婚を望むことが多いものなのです。しかし、私が巡り会ったのはこの人で、たまたま足が不自由なだけだと説得しました。

 こうして反対を乗り越えて結婚し、今では息子も21才になりました。
この23年間、ケンカをしたことは一度もありません。よく「秘訣は?」と聞かれるのですが、「相手の立場に立って考える」ということです。
人を責めない、まず自分を省みる。互いの思いやりが大切です。赤ちゃんと母親の関係と同じです。赤ちゃんの便を母親は汚いと思いません。
愛とはきれいとか汚いということを超え、見返りを求めないものです。

 この23年間には、困難な事も数々ありました。10年ほど前、妻はある大学病院で、珍しい患者が来たということで裸にされ物体のように診察台に縛りつけられ、何人もの医者によって検査をされました。その時のショックで、記憶と両目の視力を失ってしまいました。元に戻るのに数年もかかりました。

 妻は乳癌もあるのですが、麻酔が効かない体質なので手術は出来ません。麻酔が効かないというのは辛いもので、歯一本抜くのも大変なことなのです。 それでも妻はとても明るく迫力(笑)のあるタイプです。
若い頃はパラリンピックの砲丸投げで向かうところ敵なしでした。しかし2年前ぐらいから多発生神経炎になり、筋肉に脳からの命令が伝わらなくなりました。

SHINZEN(しんぜん)の公式ページは下記にあります

 コップを持っていても、意識していないと落としてしまうんです。義足もつけられなくなり、車イスの生活になりました。こうなると家の中で一人にしておけないので18年間勤めた病院を辞めました。仕事は二人で出来るものをと考えて和紙細工を始めました。私は、山梨にいた頃金細工職人をしていました。昔とった杵柄で、研究を重ねた製品はどこにも負けない自信があります。

 こんな私達ですが、いつも話し出すと将来の夢が次々にわいてくるんですよ。私達のモットーは、「悩まない、笑った人生」。もちろん人生の重大な岐路に対しては徹底的に話し合いますが、「癌になって死んだらどうしようか」とか、悩んでも仕方がないことは悩まないんです。いくら悩んでも、その事実は変わらないんですから。

 私は障害も一つの個性だと思って今まで生きてきました。全てをわりきった上でよりよく生きていくことがとても大切だと思います。

  国際協力SHINZEN(しんぜん)公式ホームページ

SHINZEN(しんぜん)おすすめリンク集



  • SHINZEN(しんぜん)活動報告-地雷撤去・被害者支援-
    SHINZEN(しんぜん)ではカンボジアにおいて、地雷撤去活動・被害者支援のため、地雷撤去センター(CMAC)・ベテランズインターナショナル(VIC)などへの支援を行っている...
    http://www.eshinzen.net/report-removemine.htm

  • SHINZEN(しんぜん)活動-報告教育・職業訓練-
    「中学校・高等学校運営」・「校舎建設」支援
    SHINZENの支援している太陽中学・高校の8年生の入学手続き開始日には、85の定員に対し、徹夜組を含む300名以上が押し寄せ、未だかつてない大混乱となった...
    http://www.eshinzen.net/report-education.htm

  • SHINZEN(しんぜん)活動報告-医療支援-
    「孤児院支援・マラリア検査・治療薬配布」
    SHINZENでは地元の医師・検査技師の協力を得ながら、検査および治療薬の配布を行っている...
    http://www.eshinzen.net/report-healthcare.htm

  • SHINZEN(しんぜん)活動報告-井戸掘り・飲料水確保-
    「井戸建設支援・農業(稲作)支援」
    ウガンダ共和国 カンパラ地区(Mutundwe,Nateete)、施工前のこの湧き水は、繁みに囲まれた場所に水溜りのような状態でありました...
    http://www.eshinzen.net/report-digwell.htm

  • SHINZEN(しんぜん)活動報告-国内活動-
    国際会議・給食サービス・ボランティア学習会「共にの集い」・おむつたたみ
    http://www.eshinzen.net/report-home.htm

  • SHINZEN(しんぜん)ニュース-おげんきですか?
    http://www.eshinzen.net/ogenkidesuka.htm

  • SHINZEN(しんぜん)福祉ショップしんぜん
    http://www.eshinzen.net/shop.htm

  • SHINZEN(しんぜん)収支決算報告書
    http://www.eshinzen.net/settlement-of-accounts.htm

  • SHINZEN(しんぜん)よくある質問
    SHINZENでは、随時、会員の申込を受け付けております。また、国内活動として...
    http://www.eshinzen.net/faq.htm


posted by SHINZEN at 10:40 | SHINZEN(しんぜん)-身体障害
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。