SHINZEN(しんぜん)の「共にのつどい」の名前には「共に生き、共に考えよう」という意味がこめられています。 SHINZEN(しんぜん)では毎月、施設の先生、あるいは障害者ご本人や、お母さん、他のボランティア・グループの方々をお呼びしてお話を伺っており、その内容は、どれも感銘深いものばかりでした。 講師の方は、淡々と語りながらも、一つ一つの言葉の中には、ほとばしるような思いがあり、私たちSHINZEN(しんぜん)スタッフにも熱い情熱が伝わってくるのです。 時には、胸を切り裂かれるような悲しみ、苦しみの淵に立ちながらも、それを超えてきた道のりは聞く者の心をゆさぶりました。 どうやってその壁を越えたのだろうか。どうしたら、そんなにも変わらない心で尽くせるのだろうか... そこには、生きていく上で大切なものが珠玉のようにきらめいていました。 SHINZEN(しんぜん)ではこれから、ブログを通して「共にの集い」の内容を紹介していきます。

(SHINZENしんぜん)しんぜん会より寄贈の移動入浴車も大いに活用

しんぜん会より寄贈の移動入浴車も大いに活用(SHINZENしんぜん いのちの輝きより)

水原 光夫  特別養護老人ホーム「あじさいの里」施設長 96年11月

 あじさいの里は草花が美しく咲き、230種の野鳥のさえずる、三宅島の南端にある施設です。人口は3900人ですが、だんだん過疎化されてきており、子供夫婦が都会に出て行ったまま帰らず、老人1人が残されて、独居暮らしをしている方が結構多くいます。現在人口の24%が老人で、平成10年には、30%になるといわれています。

 日本が15年後に迎えようとする高齢社会がこの島にはすでにきています。 特別養護老人ホームは、病気をもっていて治療の必要な人は入所できませんが、介護の必要な人が入所してきます。東京都の特養の建物は、3階建て、4階建てが常識ですが、三宅島の場合同じ東京都でも、非常に土地が広いので、全部平屋になっており、とてものびのびと暮らしています。 私はこの施設ができた時、役所から出向していた立場なので、実のところ福祉のことは、素人なのです。

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当時の施設長が病気で倒れてから、後任として、今のポストに就きました。いままで現場のことは、福祉の専門家に任せてきました。しかし、報告だけはきっちりとしてもらい最終責任は自分がもつというやり方でやってきました。

 役所との交渉ごとは、自分の古巣との交渉ですからどこを突っつけばお金が出るかも分かっておりますので、そのへんはとても重宝にされました。(笑)

 平成6年に開設した時は、50床のうち30床しか埋まりませんでした。
老人ホームに対する偏見があったのでしょう。ホームに入っても、小さな島のことなので、幼少からの付き合いが長く、良くも悪くもほとんどが顔見知りです。

 老人ホームに対する偏見をなくすために、週に2回、1日15名ほどデイサービスに通ってもらいました。これはあじさいの里に併設されている高齢者在宅サービスセンターが三宅村から委託されてのサービス事業のひとつです。

 そこで特養ホーム入所者と一緒に食事をしたり、入浴したり、レクリエーション活動で、体を動かしたり、趣味活動にも加わってもらいました。そうこうするちに、施設の様子を理解し、入所する人が増え、今ではベッドも埋まり、20名の人が待機するようになりました。ある方から、痴呆症の親が特養に入るのを嫌がって、大騒ぎするというので、兄弟5人が交替に通って介護しているという話を聞きました。また便をいじったりすることもあり、その介護疲れの為に、夫婦間に亀裂が入ってしまったそうです。

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 痴呆症にとって一番いけないのは「たらい回し」です。余計に痴呆を進めますので、そういう場合はセンターに通いながら施設に慣れてもらうのが一番良いと思います。

 また在宅サービスセンターでは、6泊7日のショートステイも、5名の定員でやっています。 更にしんぜん会より頂いた移動入浴車で7人の方に月3回訪問入浴のサービスをしています。無料ですのでとても喜ばれています。本当にありがとうございました。

 また家族介護教室も開かれており、介護を必要とするお年寄りの方への理解を深め、対応を学ぶ場になっています。このような在宅の老人へのサービスがこれからの大きな課題です。

 今、日本では、平成10年に通常国会で決定されるという介護保険のことがいろいろと取り沙汰されています。国が大まかな枠をつくり、各市町村が実施することになっていますが細かいことはまだ決まっていません。

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 いずれにしても、特養や、在宅サービスセンターでは、きめ細かいサービスの向上が願われます。仕事をしながら、「より良く老いる」ことを考えさせられます。老いに目を向けるのではなく、別なことに目を向けたら良いのです。例えば趣味などに……。

 施設の老人は、鍬(くわ)を持つと実に目をいきいきと輝かせます。
女の方はぞうきんを縫っても心がとても安定します。また保育園児との月2回の交流はとても楽しみにしています。

 これからますます高齢化社会を迎えていきますので「より良く老いる」ことを広範囲で取り組んでいきたいと思います。

国際協力SHINZEN(しんぜん)公式ホームページ

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